お気軽にお問い合わせください。
TEL 075-451-8223
受付時間 9:00~18:00(日・祝日除く)
しのぶぐさ
忍草(しのぶぐさ)は、偲(しのぶ)と掛けて多くの詩に読まれています。
「百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)のしのぶにも なほあまりある 昔なりけり」
貴族の時代の衰退期に読まれた歌で、かっての栄華を偲ぶ思いと 荒れ果てた家軒にみられる「軒忍」
宮中の古びた軒から下がる忍草を見ていても、古き良き時代は偲んでも偲びきれない。
物悲し気な雰囲気も有りますが、どこか気品を感じる意匠です。
古材の本桑の縁に、黒柿木地の引手を合わせてみました。
原紙は、民芸調を意識して雲肌の「漉き雲紙」を選び 赤茶色の錆金色で型押しをしました。
紋様:Y-1190 忍草
原紙:漉き雲紙
摺色:錆金キラ
縁:古材本桑
引手:22-3 黒柿角チリ落