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おおつゆしば
空気中の水蒸気が冷やされ、秋草に降りた露の玉は朝日と共に消え行きます。
儚く消え行く姿は、秋のもの悲しさと相まって情緒的な心を捉えました。
「道芝の 露にあらそふ我が身かな いずれかまづは 消えんとすらん」
藤原実頼の自分の死を予期する人生の「はかなさ」や、
「分けわびぬ 袖の別れの しののめに 涙おちそふ 道芝の露」
一夜を過ごした男女が、夜明けと共に分かれ行く秘め事の虚しさを意味します。