K氏様邸
東京と京都を拠点にご活躍される書家さんが、京都教室の襖の張替えをご用命下さいました。
書を通して日本文化を見つめ直す会員制講座も展開されており、
茶道、華道、香道、陶芸から古美術に至るまで、総合的に日本文化を探求されています。お選び頂いたのは、Y-1115宝相華文様です。
仏教と共に伝わったとされる文様はペルシャ発祥と考えられ、あらゆる美しい花を集めて創造された柄です。
実在しない架空の花は、仏教徒の極楽に咲く理想の花かもしれません。
配色は「木彫版画集no,26」から選んで頂きました。
ゴールドキラの絵の具を刷毛引きした紙色の上に、金キラに墨を合わせた絵具で型押ししています。
豪華な配色ですが、大正か昭和初期と思われる手入れされた建物、アンティーク家具も相まって「和洋折衷」の雰囲気を引き立ててくれました。呂色仕上げの卓上にも「宝相華文様」が綺麗に映り込んでいます。
素晴らしい場を提供いただき本当にありがとうございました、今後共宜しくお願いいたします。
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