京からかみ × インテリア 第二弾
こんにちは。山崎商店です!
新たなオリジナル商品のご紹介をさせていただきます。
シルクロードを歩み、正倉院で育まれた先人の宝物、同じく海を渡り京の都で開花した京唐紙。
「樹下動物紋」と「唐紙文様」それぞれの歴史を紡ぐテーマを用いて “唐紙時計” を創作しました。
大地と太陽の象徴である「生命の樹」、その恩恵に授かろうと動物や十二支たちも集います。
自然を敬い、共存出来る世界が未来永久に続きますように…
京唐紙の「悠久時計」と名付けました。
願いを込めた文様の上で、現在の時を共に刻んでいきます。
使用している京唐紙は、今回も多くの工程を経ており、手の込んだつくりとなっております。
① まずはじめに「具引き」を行います。
具引きとは、刷毛を使って紙一面に絵具を塗る作業です。
もともと光沢のある紙を使用しているわけではなく、光沢感も調整して絵具をつくります。
② 具引きした紙面に、唐紙文様を型押ししています。
因みに、今回採用しているのは「Y-1115 宝相華(ほうそうげ)文様」。
正倉院宝物に使用されている、歴史のある文様です。
メインを引き立てるため、時代の共通するこちらの柄を添えました。
③ 主役の「樹下動物紋」を型押しします。
動物ー植物と、各モチーフごとに版木が分かれており、
一色ごとに型押し→乾燥→次の版木を型押し→乾燥…の工程を手作業にて繰り返します。
④ 最後に「文字」の型押し
文字盤の数字は十二支の漢字を順にあて、
歴史や時代をよく感じていただけるようなデザインであることを重視しました。
漢字の下には、アルファベットを配しています。
二つの文字を見比べながら楽しんでいただきたいと思います。
型押しが終わり乾燥させた後は、時計に仕立てていきます。
板と紙の間にクッション材を入れておりますので、文字盤表面には弾力がございます。
平面ではないからこその、光沢の具合による表情の変化をお楽しみいただければ幸いです。
また、裏面の仕上げにも唐紙を使用しています。
最後に、時計の「ムーブメント(機械)」と「針」を取り付けて完成です。
時計の秒針は「カチカチ」と刻むタイプではなく、滑らかに動く「スイープシャフト」を採用しています。
寝室など静かな空間でご使用になられても、秒針の音があまり気になりません。
針は木製でシンプルなものを揃えました。
動物や全体のイメージから、選りすぐりのデザイン針を選んでおります。
…と、多くの工程をふんでいることがお分かりいただけましたでしょうか。
ぜひ一度 実物を見に、当店までお越しいただけましたら幸いです!
■設置方法について
壁掛け時計としてご使用いただけるよう、壁のフックや釘に掛けるための金具を取り付けております。
画像は、背面のイメージ(長方形の場合)です。
正方形の方は、「ムーブメント(時計の機械本体)」についている形です。
■サイズについて
「正方形」「長方形(縦長)」の2タイプがございます。
正方形 : 丈 297 ㎜ × 巾 297 ㎜
長方形 : 丈 428 ㎜ × 巾 297 ㎜
■価格について
正方形:14,000 円(税抜)
長方形:20,000 円(税抜)
現在店頭のみで取り扱っております。
ご購入を検討されている方、商品が気になられた方は、ぜひ一度弊社までお問い合わせくださいませ。